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Nikon D5000、Canon EOS Kiss X3の動画機能はどう?

Nikon D5000 Canon EOS Kiss X3、エントリーモデルデジタル一眼レフのHD動画を試す

Nikon D5000、Canon EOS Kiss X3動画撮影ファーストインプレッション

以前から興味があったデジタル一眼レフでの動画撮影、今回NikonのD5000とCanonのEOS Kiss X3で動画撮影のテストをしてみた。Nikon D5000は1280×720px/24fpsのHD動画を、Canon EOS Kiss X3は1920×1080px/20fps・1280×720px/30fpsのFull HDとHD動画を撮影出来る。EOS Kiss X3は動画撮影中もオートフォーカスの使用可能だが、オートフォーカスを一からやり直す仕組みで、あまり実用的ではない。特にキットレンズはUSMではないため、レンズ内モーターの音をマイクで拾ってしまう。

※動画の再生には別途QuickTime Playerが必要です。上手くQuickTime Playerが起動しない場合はローカルに保存してから再生して下さい。

Nikon D5000
Nikon D5000 テスト1
AVIファイル約36MB

Canon EOS Kiss X3
Canon EOS Kiss X3 テスト1
MOVファイル約38MB
D5000に合わせて1280×720pxで撮影。

音声はCanon EOS Kiss X3の圧勝。細かい模様の多い背景なので、D5000はザワザワしたような絵になっている。

露出プログラム

Canon EOS Kiss X3の動画撮影は、完全にプログラムオートになるため絞りの制御が出来ない。昼間の外ロケでは基本的に絞り込まれた露出プログラムになるので、絞りを開けるためにはNDフィルター必須。その逆に暗い場合など光量が足りない場合は、絞りたくて絞れない事もある。
対してD5000は何故か絞り優先モードの絞り開放でライブビューで静止画を撮影後、そのまま動画撮影ボタンを押すと露出プログラムを引き継ぐことが出来た。絞りリングが付いたレンズであれば強制的に絞りを開けて撮影をすることも出来る。デジタル一眼レフならではの大判撮像素子での「ボケ」を活かした撮影は、D5000の方であれば可能だ。

Nikon D5000
Nikon D5000 テスト2
AVIファイル約20MB
Nikon D5000の絞り優先オートモード、キットレンズ(AF-S VR 18-55mm F3.5-5.6G)の55mm側の解放の描写。マイクに風防が無いため、風の音がかなりうるさい。絞り開放のためキットレンズ(AF-S VR 18-55mm F3.5-5.6G)で柔らかい描写と、ピント位置が最短撮影距離の時は画面が溶けるほどの大きなボケを得ることが出来た。ピント位置の移動も動画で見ると中々面白い。

Canon EOS Kiss X3 Full HD(1920×1080px)
Canon EOS Kiss X3 テスト2
MOVファイル約104MB
Canon EOS Kiss X3のFull HD動画。Nikon D5000に比べて鮮明に見えるのは絞りが制御されてかなり絞り混まれているため。またキットレンズ(EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS)は、繰り出し式のフォーカスのため、アウトフォーカス時に徐々に焦点距離が変わる。良い意味で映像に吸い込まれていくような感覚になるので効果として使うと面白いかも知れない。映像の最後はピント位置を最短撮影距離にしているのだが、絞り混まれているため思ったよりボケは大きくない。Nikon D5000と同じF値なので、同じぐらいのボケとなるはずである。

Nikon D5000 AF 85mm F1.8D
Nikon D5000 テスト3
AVIファイル約35MB
動画撮影時はMFでしか使用できないので、D5000ではオートフォーカスが使えないレンズやMFレンズでも問題ない。また、それ程の解像度も要求されないので、安いレンズや古いMFレンズなども積極的に使っても良いと思う。

総括

実はビデオカメラの様に手軽に扱えない事が解った。特に手持ち撮影時には、手ぶれ補正レンズで多少の手ぶれを防げても、カメラの揺れに対するCMOSセンサー特有の像の乱れは防ぎようが無いため、基本はカメラを固定して撮影方法が綺麗に撮る必要がある。
オートフォーカスが使えないので、お気ピンで割り切って撮るか、しっかりとピントを合わせ続けるかの選択も必要。

今までのビデオカメラと違って大判センサー、高ISO感度、豊富な交換レンズによる映像の可能性は未知数なので、編集などしっかり出来るのであれば、高画質な静止画と動画素材が撮れるデジタル一眼レフは面白い。

おすすめは?
音声や解像度、秒間コマ数を考えると選択肢はCanon EOS Kiss X3はありだと思う。高解像度を狙うならFull HD、動きものをしっかりとフレームに焼き付けたいなら30fpsのHD動画と使い分けも出来る。
一方、Nikon D5000はバリアングル液晶モニターの便利さと、絞りの制御がある程度出来、映像のバリエーションを簡単に作れる点が魅力だ。

デジタル一眼レフの動画機能はまだまだ発展途上。現状でビデオカメラのリプレース的に使うには、動画のフォーマットがしっかりしたAV規格のPanasonicのLUMIX DMC-GH1が一番かも知れない。


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更新日:2009年06月01日 Yahoo!ブックマークに登録

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